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スマホと指でイラストや漫画を描くのって難しい?始めるのはたいへん?

 


こんにちは。しがないスマホ絵描きです。

以前フォロワーさんからこんな趣旨のメッセージをもらったことがありまして。


同じようにスマホで絵を描いていますが途中でいつも挫けてしまいます


正直めちゃくちゃ分かる


「スマホでイラスト作成」というと手軽な響きにも聞こえますが、逆に

「時間が掛かりそう…」
「始めるのがたいへんそう…」
「面倒そう」
「難しそう」


などというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。


そこで、普段スマホと指でイラストや漫画を描くとき

というのをまとめてみます。

 

 

 

スマホでイラストを描く時こんなところがイイ!

スマホ指描きはデジタルイラストの入門にピッタリ


スマホでデジタルイラストを描くとなると
イラストアプリなんかをインストールしてそれを使うわけですが、

スマホ向けのイラストアプリには、
基本的なデジタルイラストの機能が備わっています

無料アプリでも十分すぎるほどのツールがあります。


ペン、消しゴムに始まり、
フォルダ機能、クリッピング、FX (フィルター)、
加算・乗算などのレイヤーモード、範囲選択、などなど…


これらはPCやタブレット向けのイラストソフトにも共通する機能ばかりです。


つまり、スマホ向けのイラストアプリの機能を把握しておけば
PCやタブレット向けのイラストソフトにも手を伸ばしやすくなります


その上、スマホひとつで始められるというハードルの低さも利点です。
アプリをインストールしてしまえば、初期設定など特にせずともすぐ作品制作に取り掛かれます。


身近にあるスマホでイラストを描いてみることで
デジタルでイラストを描くという作業を気軽に試すことができるというわけですね。

スマホひとつですべての作業が完結する


イラストや漫画を描いていて
お手本となる資料が欲しくなったりセリフに使う最適な言葉を探したくなった時。

作業していたスマホで画像検索辞書検索もお手の物というのは本当に楽ちんです


パソコンでも同じことができるのでは?とお思いかもしれませんが煩わしさが全然違います
スマホだと片手作業でイラストアプリとその他のアプリを瞬時に行き来できますからね。

小ちゃい画面一つで何でもできるというのは本当に便利です。

どこでも描ける・すぐ描き始められる


スマホの利点として「携帯できること」「起動が早いこと」があります。

そのため出先での作業やちょっとした空き時間の作業が容易にできるというのは有り難い。

電車に乗っている時に描いたり、
喫茶店の待ち時間に描いたり、
体調が優れない時にベッドの上で寝転びながら描いたり…

作業場所作業時間を柔軟に決められるのはスマホならではだと思いますね。

余分なお金や機材が要らない


お察しかと思いますが、なんといっても最大の利点がこれですよね。

パソコンペンタブタブレットペンもいらない。

スマホがあれば
あとは無料アプリと自分の手だけで何とでもなるのがスマホ指描きの良いところです

お財布にも優しいし、専用のデスクや環境もいりません。
お手軽!

 

スマホでイラストを描く時こんなところに困る…

慣れが要る(デメリット?)


一応「慣れが必要」というものをデメリットとして挙げましたが、
スマホ指描きに限った話ではないと思います。


タブレットにせよペンタブにせよ、
極論アナログで絵を描くのだって最初は誰だって慣れないものです。


しかしどの手法にせよ
一度慣れてしまえば自分のモノにできるわけですから
このデメリットはあってないようなものですね。

指を酷使する(解決策もある)


スマホ単体でイラストを制作するということは、
もちろんタッチペンなどもなく、ショートカットキーなんてものも存在しません。

すべて指一本で操作するわけです。


特に頑張るのは線画や細かい彩色のときですね。

ベタ塗りや文字入れなんかはバケツツールやテキスト入力など
各々機能が備わっているので問題ありませんが、

それでもメインの指が休まる暇はないので

指への負担は免れませんね…。

スマホ用のペン(スタイラスペン)で解決

筆者はたまにスマホ用のペンを使ったりします。
普段は指で作業しているのも相まってか、意外と使いやすいんですよね

スタイラスペンは
筆圧感知などもしっかりしてくれるものもあり、イラストにも使いやすいです。


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容量を食う


スマホは今や日常生活に欠かせないものですが、
イラスト制作をスマホですると、結構な容量が必要になります

アプリそのものに作品のデータが保存されるのに加えて、
完成した作品をスマホの写真フォルダにも保存しないといけないので、
アプリと写真、両方のストレージを食っていってしまうわけですね

それのせいで他にインストールしたいアプリが入手できない、なんてことや、

逆に、既に使用しているスマホのストレージがいっぱいで
イラストアプリをインストールできないということもありえるかもしれません。


例として、
筆者は現在イラストアプリに1100枚以上のデータがありますが
そのアプリは10GBもの容量を占めています。

加えて下書きをするためのアナログイラストや完成品を写真に保存するので
数字以上の容量をイラストに費やしていることになるでしょう。


とはいえ、
スマホ自体に十分な容量があったり、
他のアプリをあまり使わないような場合は
容量を気にすることはありません。

イラスト作品も古いものや不要なものは削除していけばいいですし、
そこまで心配するほどの問題点ではないかと思います。

 

スマホだと綺麗なイラストが描けない?それはちょっと違うかも

 


メリット・デメリットに分類するにはちょっと違うかな、と思ったので別枠を設けました。

よく「指描きなのにこんなに描けるのすごい!」という感想を目にしますが、
指だとかスマホだとかはあんまり関係ない気がします(筆者の主観ですけども)。

弘法筆を択ばずと言うように、
描ける人は指でも描けるし、描けない人はタブレットやペンタブを使おうが描けません


スマホ指描きとそれ以外の手法を比べたとき、
完成度に影響を及ぼしそうな要点をあげるとしたら
機能の差掛かる時間の差でしょうか。


機能面


スマホでイラストを描くときは主にスマホ向けのアプリを使用することになると思いますが、

結局のところタブレットでも同じアプリを使用して描くケースも往々にしてあります。
その場合ならば、イラストツールとしての機能の差はないと言っても差し支えないでしょう。


例として具体的なアプリ名やソフト名を挙げて説明しますと、
スマホイラストアプリの代表格であるアイビスペイントですが、iPad等でももちろん使える訳で。
(ちなみに有料web版もあるそうです)

タブレットを使っている人でもあえてアイビスペイントを愛用している人も多くいます

アプリといえど機能は充実しているので十分綺麗なイラストが仕上げられるという訳です。
お財布にも優しいですし。


とはいえ、
やはりパソコンやタブレット向けの有料ソフト(クリスタやPhotoshopなど)に比べるとなると
スマホ向けアプリは機能面では劣ります

が、スマホアプリにも一枚絵を描くのに遜色ない機能は揃っていますし、
それらの機能も質としては十分です。


むしろ有料ソフトは機能が複雑で扱いが難しいという場合もなきにしもあらず。
結局は個々人の都合によりますね。


もちろん有料ソフト(のアプリ版)をスマホで使うこともできます
有料ソフトの代表格であるクリスタやPhotoshopなどもスマホ対応してますからね。

スマホユーザーの方で無料イラストアプリ以上の機能を求めるなら
有料ソフトに乗り換えるのもアリかもしれません。



必要な時間


タブレットやペンタブのように大きな画面で作業するよりも
全体像を把握しにくいスマホでの作業は時間が掛かります

機能差のこともあって、有料ソフトなら自動でできるものがスマホだとできなかったり。


とはいえ、所用時間を気にせず作業過程に妥協しないのであれば
出来上がりはさして変わらない気がします

逆にいうと時間に限りがある場合は妥協を考えなければならないということで…
忙しい人にとっては厳しい問題かもしれません。


とはいえ「どこでも作業できる」というスマホの強みもありますので、
スマホ指描きは忙しい人の味方でもあります



スマホ指描きでも十分綺麗なイラストは描ける


総じてまとめるならば

スマホ指描きでも十分綺麗なイラストは描ける。
人によっては、スマホ以外で描くともっと綺麗に描ける

と言った感じでしょうか。

少なくとも人様に見せられるイラストを描くにはスマホでも事足ります
現にスマホで描いた漫画で5桁のいいねを何回も頂いている人がここにいます。


もしスマホでイラストを描くことに興味があるのならば、
これを機会に是非始めてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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