【二次創作】開放的なアカウントと壁打ち、どっちが良い?フォローされやすさは変わる?

二次創作アカウントの作成・運用において、
「どういうスタイルでアカウントを運用していくか」を悩む人も多いと思います。

交流を広く持つか、はたまた「壁打ち」を貫くか、どういうスタイルをとるにせよメリット・デメリットはつきものです。

筆者はオープンなアカウント(中堅ジャンル・フォロワー3000人程度)と壁打ちアカウント(人気ジャンル・フォロワー9500人程度)どちらも運用したことがあるので、その経験をもってどういうアカウントにどういうメリット・デメリットがあるのかどういう人がどういうアカウントに向いているのか、お話しします。

 

開放的なスタイルについて


二次創作アカウントで開放的なスタイルをとる場合のざっくりとした特徴はこんな感じ。

  • 中の人(自分)の人柄が全面に出る
    どうしても他のアカウントと交流したり好きな作品を拡散したりするのをフォロワーさんに見られることになるので、自分の趣味や言葉遣いなどの人柄がオープンになりがちです。
  • 作品以外の投稿数が増える
    日常の投稿や交流の会話でポスト(ツイート)などが増える=作品以外の投稿が多くなりがちです。

 

 

他のアカウントと交流をもつと…


二次創作アカウントにおいて、他の創作アカウントの人と仲良くしたり、閲覧垢もかねて好きな作者さんをフォローしたりすることは、大きなメリットが主に2つあります。

ひとつめは情報収集がしやすいこと。

たとえば初めて本を制作したりする際、他の人に気軽に製本のノウハウを聞きにいくことができます。もし製本の経験があるFFさんがいなくても、仲の良いFFさんなら協力してくれるかもしれません。
他にも、好きな作品のイベントや公式情報も入手しやすくなると思います。交流している人が自分の好きそうなものを見つけると教えてくれたりもしますからね。


ふたつめは作品が拡散されやすいこと。

同じ界隈のアカウント同士で交流をもっていると、作品を投稿した時に拡散してくれる人が増えるかもしれません。中には感想までしっかり添えて拡散してくれる人もいます。
普段は交流をもってなくても、FFというだけで良くしてくださることも多々。

まあ少々現金な話であることは否めませんが、それはお互い様ということです。
FFさんが律儀に拡散してくださるならこちらも積極的にFFさんの作品を拡散していきましょう。


交流をもつアカウントの大きなメリットは上記の二つですが、同時にデメリットもあります。

先ほども少し触れましたが、
人間関係が絡んでくると、どうしてもトラブルや不自由はつきものです。

「FFさんが作品を投稿したら自分の趣味じゃないものでも拡散した方がいいかも…」なんてこともあるかもしれません。普段の投稿にも律儀にいいねをつけたりだとか。

それに交流をもっていた人と何かしらトラブルがあった時、そのSNSのアカウント自体が使いづらくなる恐れもあります。


 

 

 

「壁打ち」スタイルについて


二次創作アカウントにおいて、交流を持たず他人をフォローしない(フォローしたとしても公式アカウントのみなど)のいわゆる「壁打ち」スタイルをとる場合、もちろん開放的なスタイルのアカウントと反対の特徴があります。

  • 人柄が表に出ない
  • ポスト(ツイート)数が少なくなる



コレ以外にも他に特筆すべきメリット・デメリットもあります

  • 自由にアカウントが使える
    「FFさんの投稿に反応しないと!」みたいなこともなく。周囲の趣味やマナーなどにあまり気を遣わなくてよく、日頃から好きなことを呟けます。
  • 作風がアカウントの印象に直結する
    作者が喋らないので作品の雰囲気がそのままアカウントの雰囲気になります。作風によっては親しみやすいor近寄り難いと思われたりするかも。
  • なりすまし被害に遭いやすい
    日常についての情報がないことからなりすましの標的にされやすいそうです。大きな実害があるかは微妙なところですが…作品にサインなどをしっかり入れるのが望ましくなります。


基本的に壁打ちアカウントは「来るもの拒まず、去るもの追わず」のスタンスになると思います。
なにせフォローした時に挨拶を交わすわけでもなく、特に誰とも交流をもたないので、他者との関係性がサッパリしがちだからですね。


要するにフォローするのもフォローを外すのも勇気がいらないアカウントが壁打ちです。
人柄が見える開放的なアカウントとは別軸の気軽な印象がありますね。


交流をもつ・もたないの二極ではない


二次創作アカウントのスタイルは、何も交流を持つor持たないの二つしかないわけではありません

普段は誰のフォローもしていないアカウントでも、作品へ頂いた感想コメントにはひとつひとつ返信をすることだってあります。

逆にたくさんのアカウントをフォローしているけど誰とも絡まない人だっています。

マシュマロなどの匿名メッセージツールなんかもアカウントの運用には役に立ちます。表立ってアカウント同士で交流をもつのはちょっと、という人でもメッセージツールなら役立つかもしれません。

「いずれ誰かと仲良くなりたいけど初手からグイグイいくのもな〜」って場合は様子見の期間を作れば大丈夫です。アカウントの方向性が常に一定でなければならないこともないですからね。


開放的なアカウントと壁打ちアカウント、どちらがフォローされやすい?


単刀直入に言うと「フォローされやすさ」はあまり変わりません
ただ、筆者の体感では、アカウントのスタイルによって「フォローしてくれる人」は変わります

やはり「どういう創作アカウントを好むか」は個人によって違いますので、

たとえば「作品だけ見ていたい」人にとっては
中の人が普段から喋りまくっているアカウントは嫌なわけです

壁打ちアカウントにとっては「この人は不定期に作品を投稿するから見逃さないようにフォローしておこう」と思わせたら勝ちです。

逆に壁打ちが敬遠される場合もあります。「この人は作品の投稿しかしないから、作品が流れてきた時だけ見に来たら良いや」と思われたり…
要はフォローするまでの情報量がないと判断されるということですね。


対してオープンな創作アカウントの場合、「好きな作者さんがいっぱい喋っていると嬉しい!」って人は日常の投稿も喜んでくれるかもしれません
「好きな作者さん同士が絡んでいたら嬉しい」なんて人もいるでしょうしね。

他にも「親しみやすそうなアカウントの方がフォローしやすい」という人もいるでしょう。
中には「この人は自分の好きな作品を作ってくれる以外にも、好みの作品を拡散してくれそうだからフォローしておこう」なんてこともあるかもしれません。


とはいえ、フォローするきっかけも理由も人によって細かに違いますし、アカウントのスタイルなんて全く気にしない人もいます。

長々といろんな例を挙げてみましたが、
結論アカウントのスタイルとフォローされやすさ云々は「気にしなくて良い」ってことです。
自分のやりたいようにやった方が同じ嗜好の人が集まりやすくなるかもしれませんしね。


用途・目的別:どんなスタイルのアカウントにするべきか例

好きな作品を一緒に楽しめる同士が欲しい!イベント等にもガンガン参加したい!

積極的に交流を持ちに行って良いと思います。癖に刺さった作品を感想と共に拡散したり、自分もどんどん作品投稿して「こんな趣味の人です」とアピールしていきましょう。同じ嗜好の人がフォローしてくれるきっかけになります。

作品への感想とかコメントとか欲しい!

交流を持ってFFさんをどんどん増やすのも良いでしょうが、メッセージツールなどの活用もアリです。やはり匿名だと感想送りやすいって人もいますからね。
X (Twitter)やpixivは返信欄・コメント欄を開放しておくだけでも感想もらえたりします。引用リツイートで感想くれる人もいますしね。
無理に交流を広げにいく必要はないかなと思います。

他人に気を遣わず自由に呟いたり作品の投稿がしたい

壁打ちの方が性に合うかもしれません。
もし返信欄などで作品への感想をいただいた場合、無反応が失礼だと思ったらいいねをつけるだけでも全然大丈夫だと思います。
普段が壁打ちならコメントへの反応はなくても嫌悪感は抱かれないと思うので、基本的に自由にアカウントを動かしていればOK。

 

まとめ

 

本記事では二次創作アカウントの運用スタイルについてお話ししてきました。

結局のところ、自分が一番居心地良く使える形態が一番良いです。
アカウントのスタイルについてあまり深く考える必要はないかと思います。

本記事が二次創作を気楽に楽しめる後押しになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!