こんにちは、しがないスマホ絵描きです。
スマホの機種によっては3Dtouchなど、いわゆる筆圧感知機能がないものがあります。
実は筆者の使っているスマホも筆圧感知機能はありません。
こういった機種でもイラストを描くのに遜色はないのか、筆圧感知の代替機能はあるのか、解説していきます。
スマホに筆圧感知機能がないとできないこと
筆圧設定ができない
イラストソフトに備わっている筆圧設定がそもそも使えません。
自分の筆圧に合わせた細かな設定ができないのはひとつの難点かもしれません。
筆圧感知機能のあるタッチペンが使えない
スマートフォン自体に筆圧感知機能がない場合、筆圧感知機能搭載のタッチペンやスタイラスペンも使えません。(ペンとして使えはしますが、筆圧感知機能は働きません。)
これらの機能が搭載されたペンの導入を検討している場合は、使用中のスマホが筆圧感知に対応しているかどうか確認しておきましょう。
スマホイラスト向けのタッチペン・スタイラスペンについてはこちらの記事を参照ください。
こんにちは。スマホイラスト歴が10年以上の絵描きです。スマホでイラストを描くと際、酷使する指の代わりになってくれるスマホタッチペン・スタイラスペンのオススメの種類や選び方を紹介します。スマホイラストに使用する際のタッチペン・スタイラスペ[…]
筆圧感知がなくても影響がない場合とは(アイビスペイント)
先述の通り筆者もスマホ指描きですが、使用機種には筆圧感知機能がありません。
ではどうやってペンの濃淡や太さを調整しているかと言うと、指の速さです。
これによって擬似的な筆圧感知ができます。
実はアイビスペイントには、ペンの詳細設定にこういう項目があります。

この「速度:太さ」が大事な項目です。
この設定を調整することによって、筆圧がなくとも直感的にペンの太さや濃淡を変えることができます。
次の画像を見てください。

これは「同じペン」の「同じ太さ」のまま「同じ速度」で引いた二本の線です。
もちろん筆圧感知はありません。
ただし「速度:太さ」の設定だけ変えました。
線の太さはもちろん、線の濃さも結構ちがいがあるように見えませんか?
これがどういう設定かと言うと、
「速度:太さ」の、
%を大きくする→速く描けば描くほど線が太くなる
%を小さくする→速く描けば描くほど線が細くなる
という設定です。
筆圧感知機能がなくても遜色なくスマホ指描きができる特徴とは、
ずばり、筆圧と指の速度が連動していることです。
これによって筆圧の代わりを指の速度が担ってくれるので、
割と直感的にペンの濃淡を自在に変えられます。
たとえば筆者の場合、
もともと「筆圧が弱い時」に「筆が速くなる」癖があります。
筆圧が弱くなる時、指の動きも速くなるので、必然と線が薄くなるというわけです。
(筆者と同じ特徴のある人も多いと思います)
ペンの太さをそのままに薄く線を引きたい時は指を速く動かして、
細い線でしっかり描きたいときはペンの太さを調節する、といった感じです。
「擬似筆圧感知」が肌に合うか確かめる方法
上記でいろいろと説明してみましたが、感覚的な話なので文章で説明してもピンと来ないかもしれません。
「筆圧感知機能は自分に必要かな?」と気になった場合、
まずはお好きなペンの「速度:太さ」の設定をマイナスにしてみてください。–50%くらいがいいでしょうか。
それで試し描きしてみてください。ただの線ではなく絵を描いてみると良いと思います。
試し描きの結果、自身の筆圧調整と線の濃淡の変化がしっくりくるなら、マイナスの値を微調整して自分だけの設定を探しましょう。
逆に、肌に合わない場合は「速度:太さ」をプラスにしてみてください。
同じく試し描きをして「思うように線が描けないな」と思うのならば、筆圧感知機能が必要かもしれません。
とはいえ、線の太さはいつでも変えられますし、
速度によって「かすれ」や「不透明度」を調整することができます。
これらの設定を変更することで自身の直感に合致するペンが出来たらそれで御の字です。
お気に入りの設定ができたらカスタムペンに保存するのを忘れずに。
まとめ
スマホには筆圧感知機能がないものがありますが、筆圧設定がなくともイラスト作成には遜色ない場合も多々あります。
もし今使っているスマホに筆圧感知機能がなくても、まずはアイビスペイントの設定で擬似筆圧感知ができるか試してみましょう。
最終的には慣れも必要になるかもしれませんが、意外と何とかなります。
筆者は筆圧感知のないスマホで5年ほどイラストを描いていますが困った記憶はありませんよ。
皆さんも良きスマホ指描きライフをお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
